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左心房

好きなものを好きなように好きなだけ。

【ヒロアカ】常闇踏陰くん15歳について【考察】

週刊少年ジャンプにて好評連載中の『僕のヒーローアカデミア』10巻まで読みました。

他の作品目当てで本誌を買っていた頃に読み始め(対人戦訓練のあたり)、その後本誌を離れてからは続きが気になりつつも作品から遠ざかり、アニメを見てからずっと熱がくすぶっていたのですがついに3〜10巻までまとめ買いしてきました。

1、2巻は本誌とアニメで知ってたから……ごめん……今度買う……。

 

もともと、血界戦線のツェッドさんやNO MORE 映画泥棒の映画泥棒さんみたいな異形頭キャラが好きで、アニメ見てた頃から常闇くんと、それとは別で飯田くんが気になっていたのですがちゃんと読んで改めて好きになりました常闇くんと飯田くん。

あと口田くんも好きです。かわいい。とってもかわいい。動物たちに呼びかけるとき口調が仰々しいのもかわいい。

 

飯田くんは原作でだいぶしっかり描かれていますし、口田くんは今のところかわいいくて純真くらいの情報しかないので、そこそこ情報が提示されていてしかしヒーローとしての成長という点については課題ばかりが出て来ている常闇くんについてちょっと妄想してみたいと思います。

タイトルでは考察なんて銘打っていますが妄想です妄想。


ちなみに考察もとい妄想のソースは単行本〜10巻のみです。

ファンブックやすまっしゅについてはノータッチですのであしからず。

 

 

常闇踏陰(とこやみふみかげ)くんメモ

顔全体を覆う黒い毛?と嘴が特徴的な、鳥のような顔の少年。

好きなものは薄暗い場所とリンゴ。かわいい。身長158センチと小さめ。成長期がまだなのかもともと小柄なのか?かわいい。

10月30日生まれ、ハロウィンと近いのがまたかわいい。

ところで15歳高校1年生って良いですよね。

つい最近まで頼れる最高学年だったのがいきなり右も左も分からぬ新入生になる初々しさかわいい。

 

個性は「黒影」と書いて「ダークシャドウ」と読む。鳥型の影を自在に操り、中距離戦において攻守ともに高い能力を誇る(作中で無敵と評されたことも)。ただし間合いに入られると弱い。

黒影はそのものに意思が宿っているらしく、常闇くんの呼びかけに「アイヨッ!」と景気よく答えたり、攻撃を受けると「ひゃん!」と悲鳴をあげたり、泣いちゃったりする。キュート。

日中など光がある場所では常闇くんが黒影を制御しやすい代わりに強さも半減する。一方、夜間など光の少ない状況では攻撃力を増すが凶暴性も増し、制御が難しい。

 

黒影について

影というからにはNARUTO奈良シカマルのように「変形は自在だが自分の影(とそれに隣接する影)の大きさの分しか変形できない=影の大きさを増やすことは出来ない」という制約がありそうなものです。

が、この黒影、平常時(例えば期末試験の対人戦)は小柄な常闇くんの影とはとても思えない大きさになって動いたりしています。そもそも黒影の体に厚みがある時点で十分巨大と言える。

更に、よく見ると常闇くんの足下にはちゃんと普通に影ができているんですね。それどころか黒影にも影があるっぽいんですね。あと黒影、どうも常闇くんのお尻から尻尾みたいに伸びているようです。

ということは、黒”影”というネーミングに反して黒影は常闇くんの影そのものではなく、影のように黒い質量を持った何か別のものっぽい。

 

というか普通に「伸縮自在で実体化する影っぽいモンスター」という表記がありましたね。何をうだうだと語っていたんだか。

 

で。

 

体育祭トーナメントのかっちゃん戦では相手が攻撃する度に閃光を放つ個性であったため、「体力」(と書いて「闇」と読む)の補充が間に合わず、防戦一方となり敗北。そしてマウントを取られた際、黒影は常闇くんの肩幅と同等かそれ以下の細身となっていました。ソーキュート。

逆に林間合宿では、夜間である上に光の届きにくい林中ということでもともと制御が難しかったところ、常闇くんの感情の起伏に影響されて暴走してしまった黒影。このときは常闇くんを呑み込まんばかりの巨体で、付近の動くもの全てに無差別に攻撃を仕掛けていました。やばかった。かっこよかった。

 

光の強さによって大小する(閃光など瞬間的な光で大きさを削れる)、闇を補充という言い回しから、黒影は「闇」を蓄えることでからだを大きくすることが可能で、

蓄えた闇=体力=からだの大きさ

という計算になる生物?であることが分かります。

 

 個性を扱うこと

ところで6巻72ページ4コマ目において、デクくんがこんなことを言っています。

かっちゃんや皆は息をするように自然に出来る事が 僕にはまだ『使う』って意識がある…

 他にも個性は筋力のようなその他の身体能力と同じで、使えば使うほど鍛えられる、なんてことも林間合宿で説明されています。

かっちゃんはじめ、みんな、自分の能力を自分の一部として当然に行使しているわけです。

対してデクくんは個性を「特別なときに発動する力」として扱ってきました。みんなが「息をするように」していることに対して、「ゴミを吹き飛ばすために息を強く吹き込む」「水中で息を止めておく」みたいな感じなんでしょうか。ちょっと違うかな。

で、デクくんも個性を自然に使えるように訓練し始めるわけです。「楽器奏者が腹式呼吸の練習をする」みたいなもんだと私は解釈しています。

 

ここで常闇くんですが、黒影が意思をもっているためか、常闇くんも個性を「状況に応じて発動させている」感じですよね。

他の子に関しては「攻撃に爆発を使う」「勢いづけにエンジンを使う」「ジャンプに浮力を使う」「相手の拘束に氷結を使う」など、個性の行使は目的のための手段です。手足を動かすのと変わりません。

が、デクくんと常闇くんは「スマッシュで攻撃する」「黒影で身を守る」など個性の発動が目的です。

みんなが個性を自分のものとしているのに対し、デクくん常闇くんと彼らの個性の間には「主従の関係」が入り込んできます。

 

また常闇くんの個性が特殊なところは、他のみんなが自分の意思で自由に個性を発動出来るのに対して、いちいち黒影に「そのまま死角を見張れ」「掴め」「くわえろ」と、主要な判断を命令する必要があるところです。

基本的に黒影は常闇くんの指示に反することはないので手足のように扱えている、ように見えますが、本当に自分の一部として自在に、息をするように扱えているかと言われると、そうではありません。

(これ、今のところは問題なさそうですが、口に出さなければならない限り、常闇くんの考えが断片的にでも周囲に暴露されるんですよね。意思の疎通を必要とするための反応速度の遅さも加え、後々これが致命的な弱点にならないとも限らない。)

 

黒影と常闇くんの主従関係

この作品に出てくるキャラクターは個性に合った身体機能を持つからか、芦戸ちゃんやお茶子ちゃんの肉球のように人間離れした見た目の人がたくさんいます。

また、飯田くんの足に備わったエンジンや障子くんの複製腕、最初のヘドロさんのように身体機能そのものが個性となり見た目が人間離れしている人もたくさんいます。

 

では、常闇くんは?

 

常闇くんは見た通り頭部が烏のようになっています。最初ヘルメットか何かかと思っていたのですが、自前の頭なんですね。萌えます。

その鳥頭(馬鹿という意味ではない)は、では、それじたいが個性なのでしょうか?

答えはノー。彼の個性は黒影であり、見た目は個性的ではありますがあの作品中で定義づけられた特殊能力という意味での”個性”ではありません。

 

では個性に合わせた身体機能か?

常闇くんの頭の形と黒影の関係性と言えば「形が似ている」ところでしょうか。

これについて、「常闇くんの造形が鳥に似ているから黒影も鳥に似ている」という説明はちょっと難しいように思います。

だってそもそも常闇くんは人間なのですから、純粋な人間の頭の形で生まれてくるのが順当なはずです(常闇くんの家系に黒影とは関係なく鳥や動物の形をした人がいるのならば話は別ですが)。

だとすると、「黒影の造形が鳥に似ているから常闇くんも鳥に似ている」という説明になります。個性に合わせた、というか個性に引っ張られた身体機能をしているわけです。

しかも「強酸にからだが耐えねばならない」という絶対的な条件のもと身体機能が進化した芦戸ちゃんとは違って、黒影が絶対に鳥の形である必要はなく、また、黒影はどうも常闇くんの影そのものではないらしいということから、常闇くんが絶対に鳥の形である必要もないのです。

 

不思議ですが、ここで、黒影は普段は従順だが一定の条件下で暴走状態に陥る、ということを思い出してほしいのです。

常闇くんと黒影の間には明確に主従の関係がある。しかもその関係は時に逆転する。

だが黒影はあくまで常闇くんの個性であるので、魂をもった動物の一個体とは言えるかは微妙。

常闇くんと黒影の精神は別々らしいので、都度意思疎通が必要。

常闇くんの身体機能が黒影に引っ張られていることも考えると、黒影との主従関係はもしかしたら本来黒影の方が主なのかもしれません。宿主が常闇くんであることで、平常時は主導権を常闇くんが握っている状態なのかも。

 

作中で常闇くんの課題は「地力をあげる」ことだとオールマイトにコメントされていました。

そして本人は黒影を状況にかかわらず制御できるように、という点を課題としています。

つまり(オールマイトの言う「地力」とは身体能力の方かもしれませんが)今後常闇くんが「地力」を鍛えていった結果、黒影を完全に制御出来るようになる、というのが今後の常闇くんの成長ルートの最有力候補なのは間違いありません。

 

ただそこで常闇くんが抑圧的に黒影に対して主導権を振りかざすのではなく、より深く黒影と常闇くんが同調し、発言による意思疎通も必要としない、意識レベルでのシンクロが可能となる未来を私は夢見ています。

主従の関係を脱して、二人で一つ、黒影が常闇くんの一部となるような。

 

成長して身長も伸びて厨二病的言い回しが渋みとなった数十年後とかの常闇くんが、真に自在に黒影を操る姿なんて、考えただけでかっこいいじゃないですか…!!!